主人とは大学に入学して入ったテニスサークルで知り合い、すぐに付き合い始めました。
大学を卒業してお互い就職しましたが、すでに同棲していましたし、卒業したら結婚しようと決めていたので就職してすぐに籍を入れました。
しばらくして私は妊娠、ぎりぎりまで働きましたが出産後は育児に専念しようと会社を辞めることにしました。
主人は育児にも積極的で、子供をお風呂に入れてくれたりおむつを替えてくれたり、私が大変そうな時には食事まで作ってくれることもありました。
私は主人と子供の3人の生活に満足し、おだやかな幸せを感じていて、そしてこの幸せがずっと続くと思っていました。
しかし子供が1歳になった頃、突然主人から「離婚してほしい」と言われたのです。
青天の霹靂とはまさにこのことで、私は頭が真っ白になりました。夫婦関係がうまくいっていると思っていたのは私だけだったのです。
しかし、主人に離婚を切り出されてもまったく理由が思い当りません。主人に聞いても「価値観が違うことに気づいた」と答えるばかりで、わけがわからないのです。
子供にも私にもずっと優しかった夫、確かに子供が生まれてから私は髪の毛もぼさぼさのままであったり、化粧もしなくなったりおしゃれからも遠ざかっていました。
でもそれはすべて育児のためで、夫もそれは理解してくれていると思っていました。
それに「価値観が違う」という理由だけですぐに離婚しようと思うものなのでしょうか。
その時、今までまったく考えたこともありませんでしたが、私の頭の中に『浮気』の二文字がよぎりました。
私は信頼できる親友に相談することにしました。彼女は「浮気の理由見当たらがないなら浮気以外考えられない」と断言しました。
「旦那さんにいきなり問い詰めるよりも、まず浮気調査をしてみるべきよ。子供の将来を考えてごらんなさいよ、これから高校入学や大学進学とたくさんお金がかかるんだから。
もし本当に浮気してるんだったら慰謝料をたっぷりもらって離婚しなきゃ割が合わないわよ。」
と言われ、怖くて主人には聞けない私はまず探偵事務所に浮気調査を依頼することとなったのです。
探偵事務所の方は親身になって相談に乗ってくれ、短期間で浮気の証拠をつかんでくれました。
浮気相手はなんと私のOL時代の後輩で、私が妊娠してからすぐに関係を持ったそうです。
私は主人への気持ちがスーッとなくなっていくのを感じました。探偵事務所の確固たる浮気証拠のおかげで養育費も慰謝料もきちんともらうことができ、これからの子供との人生をおだやかに過ごしていけそうで安心しました。
あの時探偵事務所に浮気の調査を依頼していなかったらと思うとぞっとします。